不妊カウンセラー
2022年4月から、いよいよ体外受精が保険適用拡大となることで、いままでハードルが高いと感じて受診をためらっていたけれど、これから不妊治療を始めてみようと考える方も多いでしょう。
ただ、不妊治療では心身ともにストレスを感じる場面もしばしば、そのような背景から今後ますます需要が高まると考えられる資格があります。
日本不妊カウンセリング学会では、不妊で悩んでいる人々に対して、妊娠・出産や不妊に関する適切な情報提供活動を行い、カップルが最適の不妊治療を選択することができるよう不妊カウンセリング・ケアの実践や研究活動を行う認定資格として、不妊カウンセラー資格を設けています。
不妊に関する悩み
不妊カウンセラーが相談を受ける悩みには、主に以下のようなものがあります。
卵子が育つまで
卵巣には、「卵子のもと」となる細胞が、赤ちゃんとして生まれた時には200万個程度ありますが、思春期の頃には20~30万個、35歳では2~3万個程度まで減っています。
卵巣では、この「卵子のもと」の中から毎月、数百個をホルモンによって卵子になるように育てています。